【現役美容師解説】失敗しない!N.ポリッシュオイルの正しい使い方♪

美容

トレンドの濡れ髪やウェット感をだしやすいと話題の『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』

「WWDJAPAN ヘアサロン版ベストコスメ」のヘアオイル部門で4連覇を果たすなど、実績ある有名なスタイリング剤です。

あまりヘアオイルに詳しくない方でも一度は見たことがあるかと思います。

しかし良い評判を聞く一方で、

  • 「髪の毛がベタついてしまう」
  • 「使いづらくて途中で使用をやめてしまった」

といった声も聞きます。

なぜこのような声があがってしまうのでしょうか?

おそらくこれには『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』を“どう使用するのか”が関係します。

そこで今回は実際に何度も使用してきた私が、意外と知られていない『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』の正しい使い方を解説していきたいと思います♪


この記事がおすすめな人
  • 『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』の使用を挫折した人
  • 『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』の正しい使い方を知りたい人
  • ヘアオイルでのスタイリングが苦手な人

この記事では現役美容師ができるだけ分かりやすく解説していきます♪



□N.(エヌドット)ポリッシュオイルとは

出典:N. Styling Series

『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』はプロ用ヘアケア製品総合メーカーのナプラから展開されている「N.(エヌドット)スタイリングシリーズ」のマルチユースタイプのオイルです。

素髪でいるより、心地良い。

どんな髪質でも、どんな髪型でも、髪印象は自由につくれる。

今日は今日の、明日は明日の、なりたい自分にきっとなれる。

N. Styling Series
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天然由来成分100%でできていて、髪の毛だけでなくお肌にも使えるのが特徴です。

髪にウェットな質感とツヤを与え、一日中ロングキープします。髪の広がりやパサつきが気になる方にもおすすめです♪



・正しい使い方

それでは早速、私が考える『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』の正しい使い方です。

公式の説明では、

公式の説明
  • 『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』はマルチユースタイプのオイルなのでスタイリング時だけでなく、洗い流さないトリートメントとしても使えます。

となっています。

しかし実際に何度も使ってきた私がおすすめする正しい使い方は、

『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』をスタイリング剤として使用すること、そして使うときは使用量は少なめにすることです。

その反面、『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』を洗い流さないトリートメントとして使用すること、大量に使用することはおすすめしません。


おすすめの使い方
  • 『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』はスタイリング剤として使用する
  • 使用量は少なめに
おすすめしない使い方
  • 『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』を洗い流さないトリートメントとして使用する
  • ウェット感を出したいあまり、大量につけすぎてしまう


これは『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』の成分の多くに、乾かない(乾きづらい)タイプの「植物油」が使われていることが関係します。

『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』使用時の失敗の原因のほとんどがこの「植物油」の特性を理解していないことだと思われますので、詳しく説明していきます♪


・失敗しやすい原因!「植物油」とは


ヘアオイルには大きく分けて、塗布後、乾くタイプの「鉱物油」と乾かないタイプの「植物油」の2種類が使われているのはご存知ですか?

特性の違いから、

“洗い流さないトリートメントなどのヘアオイル”には「鉱物油(乾くタイプ)」が、

“スタイリング用のヘアオイル”には「植物油(乾かないタイプ)」が使われていることが多いです。

  • 「鉱物油(乾くタイプ)」→洗い流さないトリートメントなどのヘアオイルに使われている
  • 「植物油(乾かないタイプ)」→スタイリング用のヘアオイルに使われている




そして肝心の『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』の成分の多くが「植物油(乾かないタイプ)」です

ゴマ油、サフラワー油、ヒマワリ種子油、ホホバ種子油、シア脂油、マンダリンオレンジ果皮油、オレンジ果皮油、ベルガモット果皮油、パルマローザ油、ビターオレンジ葉/枝油、アルテミシアパレンス花/葉/茎油、トコフェロール、香料

N.ポリッシュオイル 成分情報

このことからそもそも『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』は成分的に、洗い流さないトリートメントとしての使用にはあまり向いていないと言えます。

そして当然、「植物油(乾かないタイプ)」が多く含まれている『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』を大量につけるとベタベタになります


これを知らずに『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』を洗い流さないトリートメントとして使ってしまったり、大量に使用すると失敗ヘアになりやすくなります。

使っているヘアオイルの主成分は「鉱物油」なのか「植物油」なのか?これを知っておくだけでグンとヘアオイルを上手に使えるようになります♪



・スタイリング剤として使おう!

『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』はスタイリング剤として使用すると、とても優秀です。これが私の思う、正しい使い方です。

ヘアアイロンやコテ、パーマの仕上げに使うと、少しの量であっという間に「トレンドの濡れ髪・ウェット感」をだせます

サラサラとしたタイプのオイルなので、全体に伸ばしやすくスタイリングが簡単に終わるのも特徴です。

そして「植物油(乾かないタイプ)」が多く含まれているので、一日中ロングキープしてくれます。

『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』がおすすめな人
  • 「濡れ髪・ウェット感」をだしたい
  • 髪の広がり、パサつきを抑えたい
  • スタイリングを長持ちさせたい



・使用量

【使用量の目安】

ショート 約3滴/ ミディアム 約4滴/ ロング 約5滴

※毛量や髪質によって調節してください。

N.ポリッシュオイル 

『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』を使用する際は少しの量で十分です。使用量が多いとベタつきやすくなるので、不安な方は少しずつ髪の毛に付けていきましょう。

細毛・軟毛の方はオイルをつけるとペタっとなりやすい特徴があるので、使用量を1〜2滴ずつ減らすことをおすすめします。



・使用方法

【使用方法】

適量を手のひらにとり、両手をこすり合わせて指の間までよくのばします。毛先から手ぐしでとかすように薄く均一になじませたら、残ったオイルで表面や前髪を整えます。

N.ポリッシュオイル

使用する際は必ず髪の毛の内側からつけましょう。内側から外側にむけて揉み込んでいくと全体に均一にオイルが馴染むのでスタイリングが上手くいきます

反対に表面からオイルをつけ始めてしまうと全体的にベタついて見えてしまい、やりすぎな感じになってしまうので注意が必要です。

つけ始めの手の平にあるオイルの量が“100%”だとしたら、表面や前髪につける最後のときには手の平に残っているオイルの量は“15〜20%”ほどがベストです♪


□まとめ

『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』はスタイリング剤として使い、使う際の使用量は少なめにするのが正解。

この2つを守ってもらえれば『N.(エヌドット)ポリッシュオイル』はグンと使いやすいヘアオイルになります。

使い方に悩んで使用を途中でやめてしまった方も、これを参考に是非もう一度使ってみてください♪

最後までお読みいただきありがとうございました!

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